You can't be what you can't see.

研究生活に関する備忘録。

Jビザ面接にあたり気をつけること

(2018年5月時点での情報) 

 

先日大阪の領事館にて、J-1 VISA面接を受けてきた。

面接自体は約2分程度で、質問は以下のような内容。

 

1) どこに行くの?

2) 滞在費はどこから支給されるの?

3) 専門は?

 

私の場合はすべて英語だったが、夫婦(おそらくJ1とJ2 dependent)の方はすべて日本語だったようだ。

 

以下、質問への返答で気をつけること(情報源はすべてネサフ)

 

(1) Jビザはあくまで非移民ビザである

Jビザは非移民ビザであり、トレーニング後に母国に帰り、学んだことを母国で活かすためのビザである。従って、米国でのトレーニングが自国での今後のキャリアにどう活きてくるのかを認識し、面接で聞かれた際には答えられるようにしておくことが大事である。

 

(2) 出稼ぎではないことを示す

家族を自国に残してJビザプログラムに参加する場合、残した家族が自分自信で生計を立てていることを証明する必要がある。

アメリカ交流者訪問ビザ(Jビザ)の申請あれこれ (J-1編)

 

以下、要点のみ抜粋。 

J-1 VISA申請にあたり、必要なものは

 

(1) パスポート

(2) 受け入れ機関に発行してもらうDS-2019

(3) DS-160(オンラインで作成するVISA申請書)

(4) SEVISシステムへの登録(I-901の取得)

 

の3つ。

また、J-1 VISA申請には、少なくとも

 

(1) VISA申請料金 ($160)

(2) SEVIS(= I901)料金 ($180)

 

が必要。

 

以下のサイトに流れがよくまとまっている。

blog.livedoor.jp

小切手

アメリカでは銀行口座からの自動引き落としはあまり普及しておらず、小切手を介した引き落としが一般的である。

 

小切手を使うためには、引き落とし先である銀行の口座を開設する必要がある。

銀行口座にはchecking accountsaving accountの2種類があり、前者の開設が必要である。以下、参照。

www.quicktranslate.com

 

小切手にはいくつが種類がある。例えば

 

● Personal check

口座預金の範囲内での支払い

 

● Cashier's check

預金範囲外を超えても、銀行さえつぶれてなければ支払いを保証される。Personal checkよりも信頼性が高く、高額な支払いはこちらが基本。

 

(● Money order)

Cashier's checkのようなもので、郵便局で発行してもらえる。

 

また、小切手にはduplicate(複写)機能を備えたものがあり、手元にコピーが残るので便利。

以下、参照。

http://www.kenkyuu.net/guide-5-01.html

 

 

 

 

ログイン画面からデスクトップ画面に移動できない(Mac OS X mavericks)

PC: Macbook Pro 2011 Early
OS: OS X Mavericks (10.9.5)

(症状)
PC起動後にログイン画面でパスワードを入力してもデスクトップ画面にいかず、再度ログイン画面が現れる現象がループし、ログインできないという症状が発生した。

(現状確認)
ネットに落ちている情報をみるとどうやらOSの不調が原因のようだ。念のためcommand+Rでディスクユーディリティを開き、HDDの状況等をチェックしたが問題ないようだ。また、ディスクのアクセス権を復元して再度再起動したが変化ない。

(対処)
PRAMリセット(command + option + P + R)を行った



変化なし



ディスクイメージを外付けHDDにバックアップした(dmgファイル)
Macintish HDを選択し、新規イメージをクリック。保存方法等を選択して実行(読み込み専用ファイルとして保存)



出来上がったdmgファイルをスキャンし、正常にコピーできているかチェックした。



最後に出来上がったイメージファイルを問題のMacintish HDに上書きした



上書き完了(この時点でHDD選択欄の.dmgファイルが消えていた)



Macintosh HDを再起動



改善せず



念のためセーフブート(+ shift)での起動を試したが改善せず



その1で改善しなかったので、仕方なく(最新のデータは諦めて)現存する一番新しいタイムマシンのバックアップを復元した。



再起動で問題なく立ち上がった

(コメント)
ディスクイメージのバックアップ&復元の過程は、結局問題が起こった状態のディスクイメージをバックアップして復元しただけなので、当然症状に変化はなかったと思われる。

なお、症状のもともとの原因は不明。


参考
PRAMリセット)
http://inforati.jp/apple/mac-tips-techniques/hardware-hints/how-to-clear-the-pram-of-mac.html

(ディスクイメージの保存、復元)
http://www.1010uzu.com/boyaki/2013/10/backing-up-to-disk-images-mac

イオンカウンティング -二次電子増倍管-

二次電子増倍管で検出した二次イオンの個数について、電流値の観点から考えてみる。

〈確認事項〉
単位時間当たりに単位面を通過する電荷量を電流(A = C/second)と呼ぶ。

6.25x10^18個のイオンの電荷量が1C(クーロン)なので、1個のイオンの電荷量は
1/(6.25x10^18) =1.6 x 10^-19 (C)

となり、非常に微弱である。従って、イオンの個数を電流値として読み取るのは一見困難に見える。


二次電子増倍管(Secondary Electron Multiplier: EM)はn段の電極によって電子数を増倍し、電極によって増倍した電子流を取り出している。1段の電極で1個のイオンはおおよそ2~3個に増倍されるので、例えば20段の電極があれば10^6 ~ 10^9個に増幅されることになる。従って、イオン一個あたりの1.6 x 10^-19Cと微弱な電荷でも10^-13 ~ 10^-10Cまで増幅することができる。

ここでひとつ例を考える。
ある質量電荷比(m/z)のイオンをEMで75秒間検出したとする。結果5 x 10^6個のイオンが検出された。電流値に変換するといくらになるか。

検出器に到達したイオンの全電荷量は
1.6 x 10^-19 (C) x 5 x 10^6 (個) = 8 x 10^-13 (C)


よって1秒あたりの電荷量は
8 x 10^-13 (C) / 75 (s) = 1.07 x 10^-14 (A)


一般的に1秒間に100万個以下、つまり1.6 x 10^-13 (A)以下の微弱なイオンビームはEMによって検出する。

(イオン数が多い場合)
電圧パルスのカウンティングを用いる場合、複数のイオンが短時間の間隔で侵入して来た際、前に侵入して来たイオンのパルスが減衰するまでは後から入って来たパルスを認識できない。この認識できない時間を不感時間(dead time)とよび、通常は数十ナノ秒である。

〈参考〉Nagao (2011). J. Mass Spectrom Soc. Jpn